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喧騒から逃れられる場所|台湾最大の湖「日月潭」

洪 敬哲

洪敬哲

喧騒から逃れられる場所日月潭
台湾人に最も有名な湖はどこかと聞いたら、200%、いや500%の人が「日月潭」という名前を口にするでしょう。
日月潭がなぜこんなに有名なのか、不思議に思われるかもしれません。 台湾人として紹介させていただきます。 この日月潭の紹介を読んだら、次の旅行ではこの台湾の素晴らしい湖を見逃さないでください。

日月潭の位置:南投

南投と台南は同じ場所ですか?

いえ、旅行誌によく出てくる台南と南投は全く別の場所です。 南投は台湾の中央部、台南は南部に位置しています。
南投へは台中から行くのが一番早いです! 台中駅からのバスは、観光客に最も人気のある交通手段です。 可能であれば、車での移動もおすすめです。

南投には海はありませんが、最大かつ最も美しい湖と山林があります。




南投は、台湾の最高峰である3952メートルの玉山があることでよく知られています。
また、 南投は台湾で唯一海に面していない県でもあり、有名な妖怪村(詳しい紹介は、南投のパワースポット「溪頭松林町妖怪村」をご覧ください。)、羊のショーが見られる清境農場、高所のハイキングコースが多い合歓山、毎年信者が幸運を祈るために訪れる指南宮、美味しい湧水から美味しいワインを作る埔里蒸留所など、山ならではの観光が中心となっています。 そしてもちろん、最も重要なのは、最大の湖である日月潭です!

はじめて日月潭を訪れる方へ

喧騒から逃れられる場所
日月潭は多くのテーマある旅が可能な場所なので、はじめて日月潭を訪れる際には、お気に入りのスポットを1つか2つ選んで、ゆっくりと見学することをお勧めします。
日月潭は景色が良いだけでなく、台湾の文化、歴史、食、生態など様々なことを楽しめます。 台湾の原住民族の情報を展示した文化村や博物館、有名な茶葉蛋(紅茶とシイタケ、卵の煮物)、4月と5月にはホタルを見に行くこともできます。
あまりにもたくさんの場所があるので、最初にどこに行くかを選ぶのは難しいと思います。そこで台湾人の私が、はじめての日月潭で訪れたい観光スポット、買っておきたいお土産、日月潭の歴史についてを紹介します!

一度は行ってみたい観光スポットBEST3

ここで紹介する3つの観光スポットは、日月潭をはじめて訪れる人に最適なアクセスしやすい観光スポットです。

1.水社碼頭

喧騒から逃れられる場所
喧騒から逃れられる場所
喧騒から逃れられる場所
喧騒から逃れられる場所
喧騒から逃れられる場所
水社碼頭は日月潭に向かうバスの停留所であり、日月潭の交通の中心地でもあります。 コンビニやスターバックスなどもあり、外国人観光客にも親しみやすいスポットです。 湖に向かって歩いていくと、観光客が湖を一周できるように桟橋にたくさんの船が停泊しており、途中で「玄光寺碼頭」や「伊達邵碼頭」に立ち寄ることができます。
左右に少し歩くと歩道があり、湖の周りをゆっくりと散策することができます。
この2つ歩道は、「水社親水步道」と「涵碧步道」です。
涵碧步道は、美しい景観とキンモクセイなどの植物が人気で、この歩道は、初期に蒋介石のために作られた桟橋があることから、かつては国内外の著名人を迎える重要な歩道の一つでしたし、蔣介石夫婦もとても気に入られていました。台湾の歴史的な名所のひとつでもあります。
涵碧步道の上には、日月潭にある世界有数のホテル「涵碧樓」があります。
元々は日本統治時代に、日月潭の水力発電所を積極的に開発するために、日本人建築家によって建てられたものです。 完成後、日本の皇太子が台湾を訪問された際に、休憩所として指定されました。
日本の統治が終わった後は、蒋介石によって海外の要人を迎える場所の一つに指定されました。
歴史的にも重要なホテルで、今でも台湾人の心の中にはかけがえのない大統領府のホテルとして残っています。

おすすめ交通手段

バス:台中高鐵站1階の5番出口で「日月潭好行」というバスに乗り、「水社」で下車します。片道NT$170。移動時間は約2時間。

参考:https://www.sunmoonlake.gov.tw/zh-tw/attractions/detail/81

2.向山遊客中心(ビジターセンター)

喧騒から逃れられる場所
喧騒から逃れられる場所
喧騒から逃れられる場所
喧騒から逃れられる場所
向山遊客中心は、水社碼頭のすぐ南側に位置する美しい建築物です。
コンクリート打ちっぱなしの建物の中に入ると、写真撮影に最適な場所があります。
日月潭に面した側には、空と建物を映し出す人工の池があり、目の前の湖を眺めていると、美しい芸術作品の中に足を踏み入れているような気分になります。
向山遊客中心は、写真撮影だけではなく、床から天井までの大きな窓があるカフェがあり、ゆっくりと湖の美しい景色を楽しむことができます。
台湾人としては、日月潭に行ったら絶対に見ておきたいナンバーワンの観光スポットだと思います。

おすすめ交通手段(水社碼頭から)

バス:豐榮客運の6289號車で約10分(日月潭水里站から向山行政中心站)。
自転車:水社碼頭で自転車をレンタルし、日月潭の遊歩道を約20分進むと向山遊客中心に到着します。

参考:https://www.sunmoonlake.gov.tw/zh-tw/attractions/detail/80

3.月牙灣

喧騒から逃れられる場所
喧騒から逃れられる場所
月牙灣は、観光客にはあまり知られていない観光スポットのひとつですが、私はここの雰囲気がとても好きです。また、ボートが近づけないので、水面は特に穏やかで、日月潭の風景を楽しむのに最適な場所のひとつです。
車で来る以外にも、水社碼頭のビジターセンターで自転車を借りて走るのもおすすめです。 途中、日月潭と書いてある石碑と向山遊客中心を通るので、休憩や記念写真を撮るのに適した場所です。
喧騒から逃れられる場所

おすすめ交通手段(水社碼頭から)

水社碼頭で自転車を借りて、日月潭の遊歩道を約30分かけて月牙灣に行くのがおすすめです。

参考:https://www.sunmoonlake.gov.tw/zh-tw/attractions/detail/185

おすすめの日月潭名物BEST3

1. 日月潭紅茶

日本の茶葉栽培の歴史と、近年の地元住民による改良により、日月潭紅茶は世界で最も有名な紅茶の一つとなりました。 日月潭を訪れた際には、ぜひ美味しい日月潭紅茶を味わってみてください。

人気のお店

Hohocha喝喝茶丨台灣香日月潭紅茶廠

喧騒から逃れられる場所
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喧騒から逃れられる場所
喧騒から逃れられる場所
921大地震の後、地元の人々は紅茶産業を復興させるために積極的に開発を行い、その結果、日月潭紅茶は国際市場での販売に成功し、若者たちは故郷に戻って伝統産業を発展させることになったのです。 創業者の王兄弟は、より多くの人に美味しい紅茶を味わってもらうために、現地の茶農家と契約を結び、日月潭紅茶を販売してきました。
住所:555 南投縣魚池鄉魚池村魚池街443-36號
営業時間:9:00〜17:30(週末は18:00まで)
公式サイト:https://www.hohocha.com/

魚池鄉農會-日月潭紅茶館

紅茶の品質を保証する老舗の農協です。最近リニューアルされました。
紅茶工場を見学すれば、日月潭の紅茶についてもっと知ることができますよ。
住所:555 南投縣魚池鄉魚池街441號
営業時間:月 ~ 金 8:00~17:00
公式サイト:https://www.yuchi.org.tw/home/

2. 日月潭紅茶蛋捲

喧騒から逃れられる場所
卵で作られた皮の中には粉末の茶葉が入っています。 軽やかなお茶の香りに誘われて、次々と食べたくなります。お土産に最適です。

おすすめの購入場所

伊達邵老街のお土産屋さん

伊達邵老街には試食をできるお店がたくさんあります。まず試食ができるかどうかを確認してみてください。
営業時間:決まった営業時間はありません。
住所:555 南投縣魚池鄉義勇街

3. 揚げ「總統魚」

喧騒から逃れられる場所
喧騒から逃れられる場所
喧騒から逃れられる場所
蔣介石が好んで食べていたことからその名がついた「總統魚」という魚を、カラッと美味しく揚げたものです。
一度に2つ注文したのですが、店主が小さくカットしてくれたので、歩きながらでも食べやすかったです。

おすすめの購入場所

伊達邵老街

営業時間:決まった営業時間はありません
住所:555 南投縣魚池鄉義勇街

日月潭の歴史

日月潭の形成について

日月潭は、日本統治時代に作られた半自然の湖です。
もともとは2つの別々の池だったのですが、日本政府が水力発電所の大工事のを行うためにつなぎ合わせ、東は「月」西は「日」の形をした現在の日月潭となりました。

台湾の心臓部で最大の発電所

大正時代、日本政府は台湾を当時の南進政策の重要な拠点の一つにしたいと考えており、それを実現するために電力供給が必要でした。
当時の日本総督府は「日月潭水力電気工事要綱」を提案し「台灣電力株式會社」を設立しました。 水力発電プロジェクトの設計・施工には多大な労力が費やされました。途中、戦争や自然災害などの理由で、プロジェクトが中断されたこともありましたが、約15年の歳月と10人の台湾総督の手によって最終的には問題なく完成させることができました。
そして、この水力発電所の成功により、日月潭は台湾の心臓部となり、台湾最大の発電所となりました。
また、水力発電の開発により、台湾中部の工業化が加速され、湖周辺のビジネス街の発展が徐々に促進され、日月潭は台湾で最も重要な観光地の一つとなりました。

喧騒から逃れられる場所photo credit:wiki

日月潭紅茶

水力発電所だけでなく、日本は日本茶の生産者を台湾に派遣し、環境調査やお茶の栽培に適した場所の分析を行いました。最終的に選んだのは、標高800メートルほどの水社という場所が選ばれ、そこにインドのアッサム茶が導入されて植えられました。
日月潭の紅茶は、当時の日本が天皇に提出した「皇室ゆかりの逸品」だったと言われています。 日本だけでなく、欧米の紅茶市場でも最も有名な紅茶の一つでした。
味が濃くても爽やかで苦くない味わいで、今でも台湾で最も人気のある紅茶の一つです。
また、日月潭の多くの地元店では、お茶に関連した様々なお菓子、紅茶アイスや紅茶エッグロールなど、紅茶を使った食べ物が販売されています。 
このことからも、台湾での日月潭紅茶の地位と人気がとても凄いということがわかります。

まとめ

喧騒から逃れられる場所
日月潭の素晴らしさは、ひとつの記事では説明しきれないほどたくさんありますが、はじめて日月潭を訪れる人にとっては、湖畔の遊歩道を自転車で走って景色を楽しむだけでも、いつもと違う台湾旅になるはずです。
1泊2日の滞在であれば、もっと面白い選択肢が増えるはずです。 私も日月潭からそれほど遠くない台中で住んでいるのですが、それでも2、3日滞在して日月潭の魅力を満喫したいと思っていますし、外国人観光客の方にも楽しんでいただけると信じています。

追記

台湾は、政府とともに中国から台湾に移住してきた閩南人や客家人など、実は多くの民族がいる国です。
これらの民族は漢民族と呼ばれ、島に元々住んでいたのは「原住民」と呼ばれています。 原住民は、日本統治時代にはじめて科学的に確認された9つの民族があり、この9つの民族は「高砂族」とも呼ばれています。
日月潭に住む原住民は、後に分離された邵族(サオ族)です。現在、サオ族の人口は約600人で、台湾で最も人口が少なく、漢民族化している民族です。ちなみに最初はサオ族の祖先が山から日月潭まで鹿を追いかけてきたと言われています。そこで日月潭のことを発見し、湖の周りに集落を作ったとも言われています。
参考資料:http://www.tipp.org.tw/aborigines_info.asp?A_ID=7&AC_No=2

洪 敬哲

洪敬哲

台湾台中市出身の台湾人です。日本に一年間のワーホリをしたことがあります。 台湾人の本音と台湾の面白いことを発信し、たくさんの日本の方により台湾のことを知ってもらえるよう努めていきます! 好きな台湾料理は「大腸麵線」。好きな日本料理は「卵かけご飯」です。台湾でよく行くところは「台中中友百貨×誠品書局」です。日本でよく行くところはカラオケ(ジャンカラ)とお寺(御朱印巡り)です。 よろしくお願いいたします!

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