花蓮市は自然も多く残るゆったりとした台湾東部の街で、多くの台湾人がリラックスした休暇を過ごすために訪れます。今回は山と海の両方を楽しめるこの花蓮市に、公共交通機関を利用して行く方法を紹介します。
交通手段
台北駅(台北火車站、台北轉運站)から出発するには、電車とバスの2通りがあります。
交通機関 | チケットの種類 | 料金 | 所要時間 |
---|---|---|---|
電車 | 太魯閣/普悠瑪 | 440 元 | 約2時間 |
電車 | 自強號 | 440 元 | 2.5〜3時間 |
電車 | 莒光號 | 340 元 | 3〜4時間 |
バス+電車 | 聯運票(バスと電車のセットチケット) | 約220 元(要振込) | 約3時間 |
台北の「南港站」からも花蓮行きのバスが出ています。
交通機関 | バスの種類 | 料金 | 所要時間 |
---|---|---|---|
バス | 台北客運 1071號 | 250元~320元(期間による) | 3.5時間 |
バス | 統聯客運 1663號 | 320 元 | 3.5時間 |
電車 | 首都客運 1580號 | 350 元 | 4時間 |
費用を抑えたい場合は、「羅東」というところで、バスから電車に乗り換えるセットチケットが一番安いですが、乗り換えに失敗しないように、台湾の鉄道や駅名を把握しておく必要があります。電車とバスの利用もオススメですが、この記事では、台北駅(台北車站)からの電車の乗り方について解説します。
電車の乗り方
台北火車站(台北轉運站)から乗る場合は、駅構内の標識にある「台鐵(TRA)」を見つけて、標識に沿って進んでください。
Googleマップなどのナビを利用している場合は「市民大道北門出口」を検索してください。市民大道北門出口から直進すると、駅のチケットカウンターがあります。
駅に到着すると、切符売り場の壁に「臺北車站」と書かれています。参考までに以下の4つの電光掲示板を紹介します。
台北から台東行きの掲示板を見ると、「花蓮」駅までの現在のチケット販売状況が分かります。
- ○:座席あり
- △:残り席わずか
- ×:売り切れ
- ー:駅に止まりません
出発時刻(發車時刻)と列車番号(車次)を確認して、カウンターでチケットを購入するか、券売機で入力して購入できます。
駅名が書かれた大きな看板の左側に、チケット購入のカウンターがあります。列にならで順番が来たら出発時刻と列車番号を伝えてチケットを購入してください。
中国語でスタッフの方に伝えるには以下のように言います。
○時○分発の花蓮行きのチケットをください。
請給我一張○點○分,往花蓮的票
Qǐng gěi wǒ yī zhāng ○diǎn ○fēn, wǎng huālián de piào
チン ゲイ ウォー イー ジャン ○ディエン ○フェン、ワン ファーリェン ダ ピィアォ
列車番号○の花蓮行きのチケットをください。
請給我一張○班次,往花蓮的票
Qǐng gěi wǒ yī zhāng ○bāncì, wǎng huālián de piào
チン ゲイ ウォー イー ジャン ○バン ツー、ワン ファーリェン ダ ピィアォ
特に時間を指定しない場合は以下のように言います。
「列車名」で花蓮行きのチケットをください。
請給我一張,往花蓮的普悠瑪/太魯閣/自強/莒光
Qǐng gěi wǒ yī zhāng, wǎng huālián de pǔ yōu mǎ/tài lǔ gé/zìqiáng/jǔ guāng’
チン ゲイ ウォー イー ジャン ファーリェン ダ プ ヨウ マ/タイ ルゥ グゥ/ジー チィァン/ジゥ グアン
これで花蓮行きのチケット購入は完了です。
チケット売り場の後ろは「黑白棋格」と呼ばれ有名です。駅舎内を散策して時間を過ごします。
チケット売り場の真後ろの壁に「乘車方向」と書かれた案内板があるので、「月台(プラットホーム)」と書かれた看板に沿って進んでください。
「台北火車站」のホームは地下1階にあるので、このような時刻表と下に向かうエスカレーターを見つけて月台(プラットフォーム)に向かってください。
地下1階に到着したら「月台 台鐵(TRA)」の方向に移動してください。
写真のような電光掲示板がプラットフォームにたくさんあります。チケットの時間と列車番号を確認して、乗車する位置を確認してください。台北火車站から花蓮へのほとんどの列車は、地下1階へ降りてすぐ右側にある月台4Aか4Bです。
プラットフォームを確認したら改札を通過します。チケット売り場で購入した場合は、黄色の箇所にチケットを挿入してください。コンビニやアプリでチケット購入した場合は、QRコードを改札にかざします。なお、改札にはカードのマークがありますが「太魯閣」「普悠瑪」はカードでは乗車できません。また、電車に乗るときはマスクを着用する必要があります。マスクを忘れるとプラットフォームに入れません。
改札に入るとすぐに大きな看板が見えるので、4番の方向に進みます。
プラットホームはA側とB側に分かれています。プラットホームに到着したら、もう一度チケットを見てどちらに列車が来るのか確認してください。
プラットホームを見上げると、「○車」のように車両番号の書かれた案内板がありますので、チケットの車両番号の位置に移動します。
乗車したら、座席の窓に書かれた番号を確認してください。「窗」の番号は窓側の席、「道」の番号は通路側の席です。
まとめ
いかがでしょうか?少し違いはありますが、基本的には日本の新幹線や電車と乗り方は同じですね。
それでは快適な花蓮への旅をお楽しみください!