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台中の夜景と海が見渡せる「萬里長城步道」

林 子雲

萬里長城步道(萬wàn 里 lǐ 長zhǎng 城chéng步bù 道dào)は台中で有名なハイキングコースの1つです。全長3.2km、高さは海抜約300mで、徒歩で約2時間です。道中には木々に囲まれた休憩所があり、友達とでも1人でも登山を楽しめます。

ハイキングコース

萬里長城步道は台中の大肚山 (大dà 肚dù 山shān )というところにあります。山頂の南西側からは台中の海が一望できます。
この山は範囲が広く、分岐する小道も多いので、初めての方には以下のコースをオススメします。

萬里長城步道への入り口は、監理站登山口(監jiān 理 lǐ 站zhàn 登dēng 山shān 口kǒu)と新興登山口(新Xi 興xiang 登dēng 山shān 口kǒu)の2つがあります。
公共交通機関を利用する場合は、監理站登山口が近いです。バス停から約500mの距離で、徒歩10分ほどです。


バス停「台中區監理所(遊園路)站」で下車し、「華南路」を山道の方に向かって歩きます。この華南路は夜景スポット「藍色公路」で有名です。

この道路は一本道なので迷う心配はありません。途中「萬里嵐親子景觀餐廳」というレストランを通過します。「萬里嵐親子景觀餐廳」の前には犬が数匹いますが襲ってくることはないので安心してください。
ちなみにハイキングコースの入り口には簡易な公共トイレしかないので、衛生面が心配な方は、この店で20元支払ってトイレを利用することをオススメします。

階段を降りると、いよいよ萬里長城步道のハイキングコースです。このコースにはたくさんの階段があり、コースの入り口には枝や竹の棒でトレッキングポールを用意する熱心な人もいます。

最初の分かれ道は、右に進みます。左側の「享壽亭」は、展望台への近道ですが、山道が急なので、右がオススメです。

しばらく下り坂を進むと、萬里長城步道で最も有名な写真スポットに到着します。

次の分かれ道は左側の舗装された小道を進みます。


平坦な斜面にあるこの分かれ道は、メインコースに沿って真っ直ぐ進み、展望台まで行くか、谷に沿って右に曲がり傾斜を避けて、反対側の入り口「新興登山口」に行くかを選択できます。

途中でかわいい鳥の巣を見ました。

展望台に到着です。長い階段を上った後、この休憩所から見る景色は最高です!

ここから、台中の海と彰化地区一体の景色を見ることができます。空気がきれいであれば、ビーチを見ることもできます。

それでは下り始めましょう!

展望台から「新興登山口」まで、6つの休憩場を通ります。 6つの休憩所を通過すると、ハイキングコースの反対側に来ます。


ここで休憩できます。公共トイレもありますが、1日1回しか掃除されていないので、あまり清潔ではありません。

帰り道は体力に余裕があれば同じ道を戻ることもできますし、山腹を歩いて変えることもできます。


山腹の小道は小川沿いにあり、歩道は舗装されていませんが、起伏はあまりありません。

トレッキングコース終了です。「監理站登山口」にも休憩所があり、夕日や夜景を楽しむことができます。事前に日没時間を調べてスケジュールを組んでください。山の周りには街灯が少ないので、安全には注意してください。

交通情報

バスを利用する場合

新興登山口(沙田路二段308巷)

台中客運93:高鐵台中站、清水、沙鹿、龍井、大肚火車站からバスが出ています。
台中客運102:高鐵台中站、台中、沙鹿、龍井、大肚火車站からバスが出ています。
仁友客運105:台中、龍井、大肚火車站からバスが出ています。
巨業客運166、180:台中、沙鹿、龍井、大肚火車站からバスが出ています。
「新庄里站」で下車し、200mほど進み、「轉入沙田路二段308巷」まで約1.2km歩くと登山口に到着します。

監理所登山口(華南路)


台中客運323:「台中火車站」からバスに乗り、「台中區監理所(遊園路)站」で下車します。「華南路」まで約200mほど歩くと登山口の看板が見えます。


台中客運325:「台中火車站」からバスに乗り、「台中區監理所(遊園路)站」で下車します。「大肚」の方向に約100mほど歩くと登山口の看板が見えます。

車の場合

新興登山口(沙田路二段308巷)

國道1號の王田インターチェンジで降りて、「接沙田路」を北に進みます。「沙田路二段310巷」までは約1.2kmです。

監理站登山口(華南路)

國道3號の龍井出口を出て、「上路六段」まで行き、「續接遊園路」を進みます。「華南路」を右折し「大肚」の方向に100mほど進むと登山口の看板が見えます。

萬里長城步道を登山する際のオススメ

  • 午後に山を登り、見晴らしの良い場所から夕日を眺める
  • 日没後、入り口の休憩所に戻って、夜景を楽しんだ後、「東海夜市」でディナーを楽しむ
  • 萬里嵐親子景觀餐廳」で夜景とディナーを楽しむ

周辺の観光地

清時代の華麗な学校「磺溪書院」と静かな遊歩道「瑞井古井」

大肚山には、100年ほど前から地元の人々にとって重要な水源があり、山から水を運ぶために遊歩道が整備されました。それがこの「瑞井步道」です(現在は利用されていません)。ここでは100年前の村の様子を感じ、住民の生活を知ることができます。

日本統治時代の木造建築駅「追分車站」

100年の歴史を持つ檜の駅「追分車站」には、「追分」駅と「成功」駅があり、「追分」駅から「成功」駅までの切符が「追分成功」に見え、成績向上、成功のような意味を連想させるので、台湾の学生のお守りとして人気があります。

「望高寮」と「藍色公路」の夜景

「藍色公路」は、台中で最も美しい航路として知られています。街灯は一般的な白や黄色ではなく青であるため、ブルーライン(藍色公路)と呼ばれています。近くには夜景の美しい公園「望高寮」があります。藍色公路から橋の方向を眺めると、台中の海岸線と街並みの夜景が一気に楽しめます。

東海夜市

台中のショッピング街として有名な「逢甲商圈」、「一中商圈」に加え、50年以上の歴史を持つ小さな「東海商圈」というショッピング街もあります。隣接する文学的な雰囲気に満ちた「東海大學」を散策することもできますし、グルメを楽しむこともできます。

林 子雲

台湾高雄出身の林です。今まで世界8ヵ国を旅していて、自由な旅が好きです。 その国のグルメを味わったり、好みの宿に泊まったり、地元の人々と交流したりすることを楽しんでいます。 ようこそ台湾へ!沢山面白い人々、綺麗な風景を紹介していきます。

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