台湾人が日本へ留学や修学旅行に行く際、多くの人は、タピオカミルクティー、パイナップルケーキ、肉燥飯(ロウザオファン)をお土産にすると聞きました。 美味しい台湾グルメばかりですが、お土産としては賞味期限が短いため、すぐに渡せる人へのお土産じゃないと厳しいです。
今回は、台湾のどこでも買えて、友達へのお土産にも最適な台湾の味、台湾の人が子どもの頃から食べている定番のお菓子トップ10をご紹介します。
台湾にいた頃は、毎日見ていたので、何とも思いませんでしたが、台湾を離れて日本での留学生活をはじめてからは、一口食べただけで台湾に戻ったような気がするほど恋しくなりました。
1. 乖乖|台湾の神レベルなお菓子、テクノロジー業界には欠かせないお守り
おすすめの味:緑パッケージのバターココナッツ
小売価格:NT$25(約¥100)
サクサクした食感とバターココナッツの甘い香りで、あっという間に1袋食べてしまいます。
また、台湾には「乖乖」についての都市伝説があります。
そもそもこのブランド名は、子どもたちが覚えやすく、親が「子どもが素直になれば、おいしいものが食べられる」とご褒美を与えるためにつけられたものです。
あるIT系の大学院生が論文を書いているときに、パソコンがクラッシュしまくるので、「乖乖」をパソコンのお守りにして、「良いことがありますように」と祈っていたら、無事に論文を完成させることができました。
それ以来、クチコミで噂が広がり、あらゆる機器やデバイスのお守りとして使われています。緑の「乖乖」をつけることで、クラッシュを防ぎ、スムーズに動作するようになるのです
さらに、緑は機器のランプの緑信号と同じなので、お守りとして使うのは緑の乖乖だけです。(赤のランプは故障ランプになるので)また、友人のエンジニアの人から「乖乖は賞味期限が切れてはいけないし、中のお菓子を食べてはいけない、そうしないと故障する」という話を聞いたことがあります。 この噂は、半導体で有名な台湾企業のTSMCでさえも広まっており、写真右のコラボレーション商品まで発売されています。
2. 義美小泡芙|国民的なお菓子、個人的おすすめランキング1位
おすすめの味:牛奶(黄色パッケージで定番のミルク味)
小売価格:NT$30(約¥120)
懐かしい味を求めて食べるお菓子は多いですが、義美小泡芙は間違いなく、その美味しさで選ばれています。 ストロベリー、ミルク、チョコレートにはそれぞれにファンがいますが、定番のミルク味は、様々な国への旅行や出張の際に、数え切れないほどの外国の友人にプレゼントしてきました。そして必ずいい評価をもらえます。
そのまま食べても美味しいですが、冷凍して食べても美味しいので、夏にぴったりです。
もうひとつの食べ方は、オーブンで3分ほど焼いてから食べることです。 少し面倒ですが、焼いてから食べると美味しさがアップしますよ。
ただでさえカリカリの外皮が、さらにカリカリになって風味豊かになります。そして何より、中を高温で溶かすことで、ミルクの風味がより豊かになります。イチゴは甘すぎずコク深く、チョコは後味に少しほろ苦さがあり、プレミアムなデザートに変身します。一度食べたらもう普通の食べ方に戻れません!
3. 旺旺仙貝|台湾の正月やお祭りにかかせないお菓子
おすすめの味: 味は1種類です
小売価格:NT$30(約¥120)
昔は台湾にせんべいはなかったのですが、100年以上前に日本人によって持ち込まれました。その後、台湾の米の生産量が増え、餅米の生産に適していることがわかってきました。1983年に日本の大手米菓メーカーの岩塚製菓から台湾の宜蘭食品工場(現・旺旺グループ)にライセンス販売され、旺旺仙貝を発売をし、瞬く間にヒット商品となりました。 老若男女問わず、いくら食べても飽きることはありません。「旺旺」という名前は、中国語で繁栄を意味するため、神様に美味しい貝を食べてもらうだけでなく、一家の子孫繁栄、新年の幸運や富が転がり込むように、礼拝の際に神様にお供えすることが多いです。
4. 北海鱈魚香絲|子どものおやつ、大人はビールのおつまみ
おすすめの味:定番の味(經典原味)
小売価格:NT$50(約¥200)
私は子どもの頃、CMソングに洗脳されていたので、買い物に行くとおやつは毎回「北海鱈魚香絲」をお願いしていました。大人になって初めて「北海鱈魚香絲」が単なるブランド名であることに気付いたほどです。原料はタラではなく、他の魚の練り物を使用しています。不思議なことに、様々なブランドから同じような商品が次々と発売されていますが、「北海鱈魚香絲」だけが、一番噛みごたえがあって美味しいのです。
ネット上では干物として炒め物やスープに入れるなど、様々な食べ方が紹介されています。 私のお気に入りの食べ方は、そのままビールのつまみとして食べることですが、一手間加えるなら食べる前に少し焼いてから食べるのもいいですよ!これもとても美味しいです!
5. 波的多蚵仔煎洋芋片|子どもの頃から食べてきましたが、飽きることはありません。
おすすめの味:蚵仔煎原味
小売価格:NT$15(約¥60)
波的多蚵仔煎洋芋片は牡蠣オムレツ味のポテトチップスです。牡蠣のオムレツに甘塩っぱいソースをかけたような味がします。
多くの海外のYouTuberがこのポテトチップスの箱を開けて、美味しくて安い!と言っています。
その人気の高さから、パッケージ柄にデザインされた限定のトートバッグは、瞬く間にヒット商品となりました。
6. 可樂果|噛むたびに台湾の旨味を味わえます
おすすめの味:ニンニク(原味蒜香)
小売価格:NT$25(約¥100)
友達と呑むときも、テレビ番組を見るときも、可樂果は欠かせません。螺旋状の形状が、より一層のサクサク感と美味しさを演出しています。定番のニンニク味は、いつも食べる手が止まらなくなってしまいます。台湾を代表する小吃と言う外国人も多く、ビールとの相性も良いので、仕事帰りに一人でゆっくりするのにも最適です。
7. 蝦味先|やめられない定番の味
おすすめの味:原味(ノンフライ)
小売価格:NT$25(約¥100)
噛むたびに海老の風味が広がる、台湾の定番スナックです。 子どもの頃は美味しいから食べていましたが、大人になってからは、他のスナック菓子と違って、エビと小麦粉を使って丸ごと焼いているので、健康的だということに気づきました。
定番の原味はシンプルな味で、食べ過ぎても塩辛さや喉の渇きを感じることはありません。
小腹が空いたときのおやつにぴったりで、食べ飽きません。
8. 孔雀香酥脆|遠足や旅行に欠かせないお菓子
おすすめのフレーバー: 定番の香魚風味 (ノンフライ)
小売価格:NT$25(約¥100)
このスナックもノンフライですが、味はその名(香酥脆)の通り、サクサク、フワフワ、カリカリ!です。 北大西洋のノルウェー産タラの粉がこのお菓子の魂であり、醤油やゴマなどの香辛料を加えることで、塩味と甘味のある、日本の 揚げせんべいのような味になっています。気づかないうちに次から次へと食べてしまう珍味でもあります。
9. 統一脆麵 / 科學麵|安くて美味しくて、ついつい食べ過ぎてしまう
おすすめの味:定番の味
小売価格:NT$10(約¥40)
「統一脆麵」と「統一科學麵」は、同じ会社の同じような商品で、価格は同じで「統一脆麵」の量が少し多いです。どちらも胡椒の効いた塩味で、食べる前に砕いて、塩胡椒を入れ、袋を振って塩胡椒が均等に混ざるようにするという3段階の工程があるのも同じです。正直なところ、何が違うのかわからないのですが、ネットの評価では科学麺の方が美味しいという意見が多いので試してみてください。
10. 七七乳加巧克力|安定の美味しさ
おすすめの味:ピーナッツチョコレート(花生巧克力)
小売価格:NT$15(約¥60)
台湾が独自のチョコレートを生産していなかった時代、創業者はヨーロッパに渡りヌガー作りの技術を学び、ヌガーのアーモンドやヘーゼルナッツを台湾人が大好きなピーナッツに置き換え、チョコレートで覆うことで、40年以上も販売されている台湾の定番の味を生み出しました。
また、東南アジア初のチョコレート博物館を台湾に設立し、チョコレートの文化や生産知識、工程を子どもから大人まで楽しめる観光ツアーと組み合わせて紹介しています。
時代の変化に合わせて様々な味が開発されており、ほぼ毎シーズン新しい味が登場していますが、オリジナルのピーナッツが一番ですね!
まとめ
台湾で絶対に食べておきたいお菓子10選でした。どれもコンビニで手に入るものばかりで、決して見つけにくいものではありません。
台湾のどこに行っても、街中のほとんどの通りに2、3軒のコンビニがありますし、遠く離れた華東や離島に行っても、宿泊先の近くにコンビニがあることが多いです。 買い物以外にも、請求書の支払い、お金の受け取り、小包の配達、バスのチケットやイベントのチケットの購入などもコンビニで行うことができ、その密度は世界第2位です。
台湾の代表的なコンビニであるセブンイレブン、ファミリーマート、Hi-Life(萊爾富)、OKの4つは、どれも24時間営業です。なので、わざわざ探さなくても、台湾を出発する日にコンビニに立ち寄れば大丈夫です! 台湾のどこでも買える定番の味は、日本の友人や、日本に住んでいる台湾の友人へのお土産に最適です。