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TAICHUNG

ミシュランビブグルマン獲得の台中伝統料理「台客燒肉粥」

林 子雲

肉粥(roˋ chou)は、台中の人々の夜食で、米を煮て茹でる広東風のお粥と比べると、炒めた玉ねぎとセロリが入った「お茶漬け」のようなものです。この台客燒肉粥(Taiˊ keˋ shao roˋ chou)は、夜市から始まり、半世紀の間、台湾人の胃を満たしてきました

「台客燒肉粥」の雰囲気

「台客燒肉粥」は台中市南屯地区の、「黎明路」と「五權西路」の交差点にあります。営業時間は午後5時から午前1時までです。店の向かいにはセブンイレブンの無料共通駐車場(google map参照)と黎明東街有料駐車場(google map参照)もあるのでとても便利です。

お店は全体的に伝統的な木造建築で、伝統的な花柄の布、提灯、中国の扉や窓などで飾り付けられています。店の外には、台湾伝統の宴会や結婚式スタイル「辦桌」のための机と椅子がいくつかあります。


店外には座席の案内をしてくれる店員さんがいます。店内には順番待ちのための小さな椅子も有ります。また、事前に電話かUber Eatsなどのサイトで注文すれば、持ち帰りやデリバリーも可能です。


店内も伝統的な雰囲気で、換気も整っているので臭いも気になりません。

「台客燒肉粥」のメニュー


「台客燒肉粥」には、たくさんの台湾の伝統料理があります。値段は屋台より少し高いです。

肉粥 35元(約130円)


肉粥はさっぱりしていて、タマネギの香ばしい香りがあり、お肉と油條(台湾の揚げパンみたいなもの)が入っています。テーブルに白胡椒を置いているので好みに合わせて入れてみてください。

麻油炸蛋 30元(約110円)


「麻油炸蛋」は涼しい秋の夕方にぴったりのサイドメニューです。ゴマ油の香りが、食欲をそそります。卵黄はよく火が通っていますが、半熟が食べたい場合は、注文の際に伝えれば対応してくれます。

肉捲小份 50元(約185円)


揚げたての「雞肉捲(揚げたチキン)」は、衣は薄くサクサクしていて、中の鶏肉は柔らかく、ジューシーですが油っぽくなく、食べやすいです。

花生糯米腸小份 50元(約185円)


「花生糯米腸」はピーナッツが入ったもち米をソーセージにした物です。ピーナッツの香りが豊かで、柔らかいもち米と相性抜群です。他の料理の味を邪魔することなく、もちもちした食感がクセになります。

秘方燒肉小份 60元(約220円)


たくさんのスパイスで味付けされた「秘方燒肉小份」は「台客燒肉粥」の代表的な料理の1つです。屋台でよく見られる薄切りの揚げた豚ではなく、豚肉を煮込んでしっかり味付けされていて、衣はサクサクとした味わいです。

炸豆腐 80元(約295円)


「炸豆腐」は揚げた卵豆腐で、外側はサクサク、内側がやわらかいです。卵豆腐には味付けされていないので、醤油をつけて、付け合わせのきゅうりの漬物と一緒に食べるとおいしいです。

大骨湯 80元(約295円)


「大骨湯」は台湾の伝統的なスープです。トウモロコシの甘みを感じられ、素朴な味わいで、すっきりとしています。

店舗情報

住所:台中市南屯區五權西路二段722-1號
plus code:4JVP+3W 南屯区, Taichung City
Facebookページ:https://www.facebook.com/TKcongee
店内飲食:可
テイクアウト:可
デリバリー:可
電話:04-2389-0880
営業時間:17時〜1時
注文:Uber Eatsfoodpanda

まとめ

「台客燒肉粥」の料理のほとんどはあっさりした味ですが、各料理の味がしっかり強調されており、他のお店とは一味違ったものになっています。
炸豆腐と大骨湯は割と普通の味でしたが、特製の肉粥は体を温めてくれますし、花生糯米腸や秘方燒肉小份は職人技を感じ、次もまた注文したいと思わせる逸品でした。屋台より値段は少し高いですが、どんな年齢のお客さんにもおすすめできますし、観光客や子連れの方には最適なお店だと思います。

林 子雲

台湾高雄出身の林です。今まで世界8ヵ国を旅していて、自由な旅が好きです。 その国のグルメを味わったり、好みの宿に泊まったり、地元の人々と交流したりすることを楽しんでいます。 ようこそ台湾へ!沢山面白い人々、綺麗な風景を紹介していきます。

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