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「不只是圖書館」は図書館なの?|台北の松山文創園区にある日本式の銭湯

洪敬哲

台北の松山文創園区には日本式の銭湯があるんです!
でも、「Not Just Library 不只是圖書館(ただの図書館ではない)」という名前からすると、図書館のようです。この面白い施設に行ってみませんか?

図書館としては新しい3つの空間体験でできています。

「沐浴在充滿書的環境下(本でいっぱいの環境で入浴する)」という中国語の比喩は、本がたくさんある環境にいること、つまり本でいっぱいの浴槽に浸かっているような気分になることから、読書好きがたくさん本を読んでいることを意味する言葉です。

「不只是圖書館」は空き家になった銭湯と、たくさんの本がある図書館を組み合わせ、中国の比喩をリアルな空間を使って具現化したものです。

#01 BOOK BATH 泡書區(本に浸るエリア)

エントランスを入って最初に目に入るのが、本に浸るエリア(泡書區)です。 以前は大きな湯船でしたが、今は本に囲まれているので、好きな本を選んでゆったり座って読書ができます。
照明が良くできているので、隠れている本もよく見えます。銭湯が元になっているので、座って湯船に足を踏み入れると、ゆっくりとお湯に足を入れているような感覚になります。 お湯に浸かるわけではないのですが、それでもゆったりとした気持ちで本を読むことができ、とても面白い体験と感覚を味わうことができます。



#02 BATH HOUSE 澡堂區(浴場エリア)

少し奥に進んで左に曲がると、別のエリアに入ります。 浴場エリア(澡堂區)には、日本統治時代の浴場にあったであろう中庭、レンガ、窓格子など歴史の痕跡が多く残っています。

部屋の中央にある半円形の湯船は、そのままの状態で残っていて、銭湯の雰囲気を残そうとする建築家の意図が感じられます。このスペースはとても心地よく、本棚の間隔が詰まりすぎずていないので、立ったままでも読書を楽しめると感じました。

また、コンセント付きの窓際の席やフリーWi-Fiもあるので、ここにノートパソコンを持ち込んで仕事をするのも素敵ですね。





#03 BREATH 戶外花園(屋外エリア)

外にはテーブルと椅子があり、緑あふれる庭で座って本を読むこともできます。 屋外に置かれた植物は、台湾人が特別に選んだもので、デザインにもこだわっています。

借書證門票(図書館利用カード)

図書館なので、図書館の利用カードを入場券として使うこともあり、入場時にチケットを購入することになります。 利用カードは退館時に返却する必要はありませんので、記念に持ち帰って、素敵な思い出にしてくださいね。


まとめ

最初に「不只是圖書館(ただの図書館ではない)」という名前を聞いたときは、この空間がどんなものか分からなかった人も多いと思いますが、実際に訪れてみて、本当にただの図書館ではないことに気づきました。 私の感想は、デザイナーにとって勉強になる空間だと思いました。 デザイナーのようなクリエイティブな仕事をしている人にとって、こんなデザインのアイデアがあふれている空間に入ることができるのは、とても刺激的なことだと思います。

デザイナーのような方だけでなく、日本の古い銭湯に興味のある方にもおすすめです!内部には古いものがたくさん保存されており、空間デザイナーが手がけた大浴場×図書室は時間をかけて見る価値があります。

基本情報

住所:110台北市信義區光復南路133號北向2樓
開館時間 :火曜日〜日曜日 10:00〜18:00
チケット購入方法:現金、Line Pay。
一日券:80元(当日中の再入館は自由です)
設備:フリーWi-Fi、電源
公式サイト:https://www.tdri.org.tw/not-just-library/
アクセス:MRT「國父紀念館站」で下車し、徒歩約10分で松山文創園区に到着します。「北澡堂」という所に「不只是圖書館」があります。

洪敬哲

我是台中人。曾前往日本打工度假過一年。 希望把台日之間有趣的文化差異,最新資訊,同步分享給台日兩邊的人,促使國際間的交流。 喜歡的台灣料理是「大腸麵線」,日本料理是「生雞蛋拌飯」! 台灣常去的地方是「中友百貨的誠品書局」。日本最常去的地方是ジャンカラ跟神社(朱印章蒐集)。

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