5月17日の新たな感染者数は335人です
過去1年間、台湾のコロナはしっかり管理・抑制されていましたが、最近感染者数が増加傾向にあり、日々新しい規制と制限が適用されてきています。
これまでは、公共の場所に赤外線体温測定器がありましたが、出入りの規制はそれほど厳しいものではありませんでした。
しかし、最近ではデパート、ファーストフード店(KFC、マクドナルド)など多くの場所の出入りに名前を登録する必要があり、スタッフに体温を測ってもらってから入店する必要があります。これまでと違って全ての出入りが厳重に管理されています。
通りの多くのお店は、政府の規制の有無に関わらず、シャッターを閉めて営業を停止しています。
私のいるコワーキングスペースでは利用者が大幅に減ったそうです。私も感染対策のため在宅勤務を選択しました!
また、台湾ではLINEグループの利用が活発なので、友人や親戚間でグループを作って最新情報や近況の共有を行なっています。私の知るほとんどの台湾人はLINEグループでの連絡が習慣化しているので、ニュースを見なくても最新情報を知ることができています!
台湾では四日連続で過去最多の感染者数を更新しました。
台北市、新北市、桃園市、基隆市、彰化縣、台中市、宜蘭縣、苗栗縣、新竹縣、全ての地域での感染が確認されています。中でも台北市と新北市は5月15日から警戒レベル3級の体制に入っています。
確定症例数 | 2017名 |
域外感染数 | 1081名 |
本土感染数 | 883名 |
敦睦遠航支隊 | 36名 |
感染経路不明 | 1名 |
航空機感染 | 2名 |
死亡者数 | 12名 |
隔離解除数 | 1123名 |
引用元:公益財団法人 日本台湾交流協会
警戒レベル第3級について
警戒レベルは第1級が最も緩く、第4級が最も厳しいレベルです。
1週間以内に3例以上の地域内クラスター(感染者集団)発生、または感染源不明の新規感染者が1日に10人以上確認された場合に適用されます。
警戒レベル第3級で適用される主な規制は以下の通りです。
- 外出時のマスク終始着用
- 屋内で5人以上、屋外で10人以上の集まりの中止
- 医療機関などの必要不可欠な施設を除く、ほとんどの施設が閉鎖
- クラスターが発生した場合はかならず清掃・消毒に協力する
ちなみに、台北市と新北市は5月28日まで小中学校、高校などの授業は停止されています。
https://www.koryu.or.jp/news/?itemid=2284&dispmid=5287
私の住む台中市の状況
私は台中市に住んでいますが、台中市でも感染者が確認されています。
台中市は台北市や新北市とは違い警戒レベル第2級の状態ですが、市長が11産業に対して6月8日まで制限するよう命じたため、街道沿いにあるレストラン、アパレル、映画館、カラオケ、クラブ、夜市などが営業停止になりました。
昨日、逢甲夜市の前を通ったときに、夜市の出店者が営業をしようとしていましたが、警察により阻止されていました。
いつも賑わっている夜市が閑散としているは本当に残念ですが、コロナを封じ込めるためのこういった対応は心強いものです。
ちなみに私は最近ご飯を買う時、全てUber Eatsで注文しています。本当に便利だと思います(笑)
台湾全土の状況
台湾はコロナが始まって以来、最も深刻な状況にあります。
最近はみんな一人で外出するようになり、公共交通機関も出来るだけ使わないようにしています。食事をする場合もテイクアウトやデリバリーを使い、人と接触する機会を極力減らすように求められています。
また5月28日まで台湾全土で厳重警戒体制になり、外国人の入国は5月18日から完全に禁止されました。もし台湾に来る必要がある方は、台湾の感染状況と国の動きを確認してください。
台湾に住んでいる読者の方は、外出を減らし、感染のリスクを回避し、台湾の感染対策に協力しましょう!
ソーシャルディスタンス・アプリの紹介
台湾の衛生福利部疾病管制署は流行が深刻化する前に、人流や接触及び感染リスクの抑制に用いる政府公式アプリ「台湾社交距離App」をリリースしました。
アプリをインストールすると近接通信機能であるBluetoothを用いて利用者間の距離が測定されます。アプリの利用者がコロナに感染していることが確認された場合、他の利用者に通知が送られ、感染リスクを伴う接触の有無を教えてくれます。
参考文章